ビジネス英語は怖くない

ビジネス英語より先に勉強すること

例えば、

「それまで英語を使う機会などほとんどなかったのにうちの会社が外資と合併して上司が外国人になってしまった。」

こんな話を聞いたことはありませんか?斜め目線でモノを考えてみれば日本も世界の会社との闘いに純国産で立ち向かえなくなってきたのかと悲観的になりますが単純に考えればグローバル化の波が日本国内にも浸透してきたことのあらわれです。

特にIT会社は仕事における言語がボーダーレスになってきていることからこの流れが顕著になってきていると感じます。そこで今回は突如、英語初心者として会社に向き合わなければならなくなってしまった社会人の方向けにどうやって会社で英語に向き合っていくべきかを綴ってみました。

たかゆき

ちなみにカテゴリー別にしたビジネス英語の記事が完成したっす。興味ある方はこちらもチェックしてねんけ‼️
記事の最後にもリンクを設定してまーす😚

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英会話も大事だが同時に相手の性格とお国柄を学ぶ

英語初心者の方、特に職場の同僚や上司、部下が外国人になってしまった時にまず考えなくてはならないのは相手のお国柄と性格を学ぶことです。

外国人に限らずみなさんは新しい人が職場に来たらまずその人がどんな正確でどこまで仕事ができるのかを探りますよね。
相手を知ることで相手と上手く付き合うべきかを考えていると思います。外国人が来たからと殊更構えることはありません。常日頃から行っていることですから新しく来た人が外国人だっただけとかんたんに考えてください。

外国人が上司や部下、同僚になった時もやることは同じです。人と成りをみることに違いは無いのです。ひとつだけ補足するならばその人がどこの国からやってきたのか、その国の慣習はどういうものなのかを学ぶことなのです。

国により習慣は異なり人も成長過程でその国の習慣に根付いてますから当然日本人の習慣とは異なります。それは語学以前にこちらが理解しなければならないことなのです。国による違いというのをひとまとめにすることはできませんがIT会社を例にとって説明してみたいと思います。

IT企業ではインド系のエンジニアが台頭しています。またトルコ系の方々も日本でよく見かけるようになってきました。インド系の外国人はひんぱんに交渉してきます。例えば物事が自分たちの思うようにならないと交渉で打開しようと試みます。インドに限らないことかもしれませんが日本人と比べれるとその違いは大きいことに気づくでしょう。たとえそのルールが会社にある創業当初からのものだとしても変更する必要があると考えれば交渉してなんとかしようとしてきます。

会議で交渉することは日本でもありますが意見をぶつけ合い相手に自分の主張を理解してもらう点においてその帰結点は日本人が思っている結論と異なることが頻繁にあります。
すこし大げさにいえば、日本人からするとおよそ一方的でわがままに思えるような主張も相手が必要だと感じれば平気で主張してきます。笑って対処出来るだけのスキルがあれば良いのですが免疫がなければ、「何をいっているのだ?常識がないのか?」 と感情的になってしまうこともあります。

しかし彼らからすればそれは当たり前のことなのです。

ガツンとぶつけてみてそのまま主張が受け入れられれば勝ち、そうでなければ折り合い点を見つけるといった彼らの国での当たり前の交渉術なのです。

日本ではルールにのっとり相手の心や状況を計りながらお互いに損にならないような均衡点を見つけようとする商談が一般的ですがインド系の国々では全く違う商慣習なのです。

トルコ系も交渉術には長けています。特徴としては場当たり的な行動ではなく長期的にモノを捉え戦術的に縦軸、横軸を考えながら最終的に一番良い結果を得るように交渉してきます。

薬品、医療、科学などの分野だとヨーロッパ、アメリカといった西洋系が強くこれまた他の国とは異なる文化を持っています。
顕著な例では交渉一本ヤリではなく「契約」に関する強さがあります。彼らの特徴はなんといっても契約内容と契約書の旨さにあります。法律に長けていて契約書も素晴らしく練られたものを用意してきます。考えられる想定をあらゆる角度で検証しているのでがんじがらめに感じるかもしれませんが日本の商慣習は欧米の商慣習に似てきていると思います。

どの国にもその国ごとの交渉術や相手との距離の取り方があります。上司が外国人になった時はとくにその国のルールを強要されることがあります。当然、困惑し不快になることもあると思います。しかし、

「ココは日本だから日本式に従え」

とか、

「言ってることがわからないからほっとけ」

と距離をおくのではなく相手が何をどのように求めているのかを理解しようとする努力を惜しんではいけません。情報をシャットアウトしては勝てる勝負も勝てなくなります。そのためにはまず相手に自分を知ってもらい相手のころを知ることから始めます。

とにかく英語でアイサツする習慣をつくる

外国人はとにかくアイサツが大好き、というよりもエチケットなのかもしれません。日本人の私たちは朝、出社時にアイサツをしたらそのあとはあまり同じ人と挨拶はしませんよね?せいぜい会釈をする暗いでしょうか。

ところが外国の方はトイレや廊下ですれ違う時などちょっとしたときでもアイサツをします。そんな時は大抵、

How are you , ***san

といった軽いことばです。特にそれに対して真剣に回答する必要はありません。笑って

good, you ?

といったすれ違いで終わるような返しで良いのです。慣れなければニコッと笑うだけでもよいのです。とにかく知人にあったらアイサツをすることを覚えて実践してみてください。それだけで不思議と相手との距離感が近くなってきます。英語だからと構える必要は全くありません。知っている人にあったら目を合わせてニッコリし

「how are you」

と発すればよいのです。恥ずかしいなんて思う必要はありません。ちょっとしたことですがとても大事なことですし後でアナタのピンチを救ってくれる奇跡の言葉になる可能性を含んでいるのです。それを考えたら3つの単語を発することを躊躇するのはモッタイナイというものです。

言葉を発することで不思議と相手との距離感が縮まります。語学は結果的に意思疎通の道具です。相手の話し方には必ずクセがあります。クセをつかむためには何度も何十回も相手とコンタクトを取ること以外にないのです。クセが理解できれば相手を理解出来るのです。

一言のアイサツが相手との意思疎通を生み出し、お互いの意識距離を近くしてくれるのです。

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英語の単語は出来るだけ詰め込んでみよう

当サイトではあまり文法や単語について真剣に追い上げる必要性を説いていません。しかし年齢が40歳を超え会社で英語を話す必要にかられているのであればここは頑張りどころです。

単語量を増やせばそれだけ会話がスムーズになります。前後の文脈がわからなかったとしても単語が意味をカバーしてくれるからです。特に会社で英語を話す人は行き帰りの電車の中で単語帳などを繰り返しチェックしたり英単語アプリで単語を覚えるなど頑張ってみてください。そして大事なことは自分だけの単語帳を作り上げることなのです。スマホのメモ帳をつかってわからなかった単語を片っ端から書き記して下さい。電車やバスの中など空いた時間を使ってわからなかった単語の意味を調べてスマホのメモ帳に記録します。

ちなみに私が5年以上も続けている自分の単語帳がこちらです。

英語の単語帳

実際の会話でわからなかった単語を単語帳にまとめたらあとは繰り返し覚えるまで何度も見返してください。

なぜか?

会社でやり取りをしている間に出てきたわからない単語というのはその人がまた使う可能性が高いからなのです。誰かが使ったであろうその単語はその方にとってとても使いやすい単語である可能性が高いのです。特に会社で使われている単語でわからないと感じる単語は小学生レベルの単語ではなく誤解を生まないような専門性のある単語もしくはビジネス英語上での一般的な単語が多いので使い道は限定的になりがちです。

ちなみに私が苦労した単語はこんな感じでした。

inform
kindly
ensure
entire
validation
concern
obligation
Verify

他にもたくさんありますが会社で英語を話していると頻繁に出てきます。こうした単語に加えてその業界の専門用語が出てくるのでビジネス英語は厄介だと感じる人が多いのです。業界未経験者だとパニックになってしまいますが業界経験者だと専門用語についてはそれほど苦労はしないと思います。40歳からビジネス英語を学ぶのがそれほど辛くないと言っているのには訳があるのです。

英語での専門用語を優先的に覚える

今回のテーマは40歳以上の方がビジネス英語をかんたんに学ぶための勉強法についての記事となりますので一般的な英会話の勉強法とは少し異なる内容になっています。会社で公用語が英語になってしまった、英語を話す人材が増えてきたことから対応しなければならないという方を対象にお届けしております。

そのような方はまず、

専門用語を英語で覚える

ことを最優先してください。これだけで十分に会社でやっていけます。そして英語が話せるようになってきたと実感できるようになります。理由はとても簡単です。

アナタは英語が初心者なだけで業界の知識や経験は持っているのです。つまり学生でもなければ未経験者でも無いのです。それがアナタを助けてくれます。会議が英語になったとしても話をしている内容はそれまでのアナタが経験してきた業務と全く同じなのです。つまり話している内容は日本語が英語になっただけで難易度が上がったわけではないのです。

パニックになる必要はありませんし単語が理解出来なくても構いません。相手が自分にボールを投げ返してくるまでじっくりと話を聞ければよいのです。そうすることで全体像がぼんやりと頭の中にイメージ出来るようになってきます。

私の経験だけではなく他言語を勉強している方にヒアリングをしてみたところ全員が同じ意見でしたから間違っているとは思っていません。

わからない、理解出来ないと頭の思考回路をシャットダウンさせるとそこで思考が止まります。そうなると理解はできません。しかしわからなくても最後まで聞くというスタンスで神経をとがらせていけば要所要所が理解出来るようになってきます。毎日、会社で英語を話しているのであれば3ヵ月で片鱗を実感できると思います。

そのスピードを速めるのに役立ってくれるのが専門用語を英語で覚えることなのです。

専門用語はそれ自体が強い意味を持っています。その単語と別の専門用語を発しているだけでも会議を乗り切ることが出来るのです。専門的な会話をしている時こそ、そのことを顕著に感じることができます。日本語で考えてから英語に直す行為をしなければ驚くほどに相手に通じます。

日本語から英語に訳しながら英会話をするというのは間違った行為かのように言われていますが初心者にそれを求めても無理です。でも意識をすることはできます。そこで専門用語を使った会話の場合だけでも英語で考えるクセをつけてください。その方が相手に通じます。そのテクニックを書いておきます。といっても2つだけです。この記事の一番大事なところです。

1.専門用語を徹底的に英単語として覚える

2.専門用語と専門用語をつなぐ動詞や形容詞にだけ気を配れ

です。専門用語を使っていることで相手にはアナタの言いたいことの半分以上はイメージ出来ています。後はそれを「どうしたいのか」を明確にすればよいのです。もちろんその動詞すらも特殊な言い回しがある場合はそれを使えばOKです。そうでない場合はそれこそ、

get
have
make
do

といった一般動詞でつなげてください。こうした動詞は汎用性がおどろくほど高いので脳内補完率が高くなります。それでも相手がわからなければ後ろに補足の文章をつけてあげればいいのです、たとえば、

until 8pm
by yourself
for your maneger
in this.

おおよそ、期間や相手、時間、場所といったところを補足すればあとは相手が文脈補完してくれます。ビジネス英語が難しいと言われますが決してそんなことは無いのです。専門用語と業界経験がアナタを助けてくれるためむしろ、一般的な英会話教室で話すよりも簡単にコミュニケーションが出来るとさえいえるのです。

英会話カフェを使って一般英会話と表現力を身につけよう

では最後にお決まりのフレーズを入れておきましょう。会社で英語を話す必要がでてきた40代以降の社会人のみなさんはそれまで旅行などで英語を話す以外で他言語を話す機会はそれほど多くないのではないでしょうか。せっかく高等教育を受け英語に対してもしっかりと勉強したはずなのにほとんどすべてを忘れていることに頭を悩ますかもしれません。

先ほども申し上げましたが会社で英語を話す機会が必然的になってしまったのであれば専門用語のボキャブラリーを徹底的に増やして下さい。相手とのコミュニケーションが取りやすくなります。
そして相手のお国柄を理解し話を組み立てることが肝心です。日本人とは違う!と考えるのではなくこの国の人たちはそういう習慣なのだと理解しそこから付き合い方を考えるやり方に変えていきましょう。

その上で一般的な英会話と表現力を身につけるために英会話カフェに通ってみてください。最初から英会話カフェに通うよりも驚くことが多いと思います。基本的な英会話教室や英会話カフェでは専門的な話はしませんし好みません。その代わり、一般的な会話を通して外国人とのコミュニケーションの取り方を学ぶことができます。

さらには外国人同士が行っている一般的な表現力を学ぶことができます。

これらは会社内で他の日本人と差別化する上でとても役に立ちます。さらにいえば外国人との距離感を縮めてくれます。やっていて損は無いでしょう。

英会話カフェにはたくさんの人が来ています。変な人もいますが英語という語学に興味のあるいろんな人が通っている場所ですから刺激的な友達ができる場でもあるのです。英会話カフェ通いは立派な趣味になりえるのではないでしょうか。